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ミャンマーから新たに特定技能介護分野で1名が来日!〜タイ経由での入国と、変化するミャンマー情勢の中で〜

  • 成美 太田
  • 11月7日
  • 読了時間: 5分

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こんにちは!グローバークスのリクルーティングアドバイザー、西原です。神奈川県内の介護施設に、ミャンマー出身の特定技能1名が新たに入国しました。朝早く羽田空港での到着便を待ち、私も緊張と期待の中でお迎えしました。


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■ 現在のミャンマー情勢と渡航の難しさ

ミャンマーでは2021年以降、政治的混乱と治安悪化が続いています。 一部地域では武力衝突や道路封鎖が発生し、銀行や公共機関の機能も十分ではありません。その影響で、パスポートの発行や更新が遅れたり、空港が一時閉鎖されたりするなど、国外への渡航が非常に難しい状況が続いています。

特に、ミャンマーから日本への直行便の減便・停止が相次ぎ、多くの技能実習生や特定技能候補者は、「直接渡航」ではなく「第三国を経由した渡航」を選択せざるを得なくなっています。その中で最も多く利用されているのが、タイ・バンコクを経由するルートです。



■ タイ経由ルートとは?

「タイ経由ルート」とは、 ミャンマー国内の日本語学校や送り出し機関で学んだ後、いったん陸路または空路でタイに出国し、タイ国内の協力送り出し機関や日本語学校を拠点として、日本への最終的な渡航手続き(ビザ申請・健康診断・フライト手配など)を行う仕組みです。

具体的には、以下のような流れになります:

  1. ミャンマー国内での事前学習・書類準備日本語学習や介護に関する基礎知識の習得、パスポート申請、在留資格認定証明書(COE)の取得などを行います。

  2. タイへの一時出国陸路で国境を越えるケース(ミャワディ経由など)や、ヤンゴン発の短距離便でバンコクへ入国するケースがあります。この段階で、現地送り出し機関のスタッフが受け入れを行います。

  3. バンコクでの滞在・手続きタイ滞在中に、日本大使館でビザ申請を行い、健康診断や最終オリエンテーションを実施します。多くの場合、1か月〜3か月程度の滞在となります。この間、宿泊施設や生活支援も現地の日本語学校・送り出し機関が提供しています。

  4. 日本行きフライト・入国全ての手続きが完了した後、バンコクから羽田・成田・関空などの国際空港へ出発します。日本到着後、入国審査と在留カード交付を受け、受け入れ機関の担当者が空港でお迎えします。

ミャンマーからの直接便が不安定な中、安全かつ確実に日本へ来るための手段として、多くの方がこの「タイ経由ルート」を利用しています。

ただし、タイでの生活費や移動費、手続き費用などが発生するため、本人や家族にとっては経済的な負担も大きいのが現実です。それでも、「日本で働いて家族を支えたい」「介護の仕事を学びたい」という強い思いが、彼らを支えています。



■ 羽田空港での再会と神奈川での新しい生活

入国手続きを終え、神奈川県内の介護施設へ同行しました。到着すると、施設の職員の皆様があたたかく迎えてくださり、「ようこそ日本へ」「これから一緒に頑張りましょう」「かわいい」と声をかけてくれました。


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初めて日本に来た彼女も、少し緊張した様子でしたが、先輩職員や他のミャンマー人スタッフのサポートを受けながら、少しずつ安心した表情を見せていました。受け入れ施設の皆さまのこうした温かい姿勢が、彼女らにとって何よりの励ましになります。


🌸 無事に入国・配属を終え、いよいよ新しい生活がスタートしました。 この出会いが、彼女にとっても、施設にとっても、そして日本社会にとっても、 かけがえのない成長と絆の始まりになりますように。


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~弊社のサポート内容~

株式会社グローバークスでは、以下のサポートを通じて、特定技能者の受け入れとその後の定着を全面的に支援します。


●書類準備と手続き代行:ビザ申請や労働契約など、必要な手続きを迅速に行います。

●入国後の生活サポート:住宅の手配や生活面でのフォローを行い、特定技能者が日本の環境に早く馴染むようサポートします。

●定期的なフォローアップ:定期的に面談を実施し、特定技能者が安心して働けるようにサポートを続けます。

6カ国語対応:英語、中国語、ベトナム語、シンハラ語(スリランカ)、ビルマ語(ミャンマー)、タガログ語(フィリピン)で対応いたします。


外国人労働者が日本で活躍できる環境づくりを目指し、人手不足の解消と企業の成長に向けて、心を込めてサポートさせていただきます。貴社のニーズに合わせた最適な人材のご紹介ができるよう、全力でお手伝いさせていただきます。

もし、ご質問やご相談がありましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。




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■ この記事を書いた人

西原 詩香(にしはら しいか)

株式会社グローバークスのリクルーティングアドバイザー西原詩香氏、駅のホームに立つ様子

株式会社グローバークスのリクルーティングアドバイザー。生まれも育ちも日本の日本国籍だが、両親がベトナム出身。幼少期から家庭ではベトナム語で会話していたため、ベトナム語もネイティブレベル。毎年1回はベトナムに帰省しており、ベトナムの文化・慣習にも精通。

そのような背景から、日本在住のベトナム人を支援したいと考え、日本語教師の資格を取得。その後、監理団体に入社し、ベトナム人技能実習生の翻訳通訳及びサポート、来日後の生活指導、日本語教育に従事。

その後グローバークスに入社し、自身のルーツを強みに、企業と外国人財の架け橋になることを目指している。





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