初めての外国人採用｜次世代を担う期待を背負って（特定技能介護）
- 成美 太田
- 5 日前
- 読了時間: 5分
更新日：3 日前
こんにちは！グローバークス代表の森永です。
2025年12月24日。
世間はクリスマスイブで賑わうこの日、私は埼玉県行田市を訪れていました。
前日には弊社スタッフの西原が、インドネシア人特定技能介護人材2名の入国対応を担当してくれました。空港から受け入れ先への送り届け、役所手続き、入寮手続きなど、夜遅くまで非常によく頑張ってくれたと思います。（西原の記事はこちら）
ただ、銀行口座開設と生活用品の買い出しが時間の都合で終わらず、翌朝からは私がその役目を引き継ぐことになりました。
新宿から電車を乗り継ぐこと約2時間。
受け入れ施設様の最寄駅である秩父鉄道・武州荒木駅に到着しました。
駅の周囲には田畑が広がり、人の往来も少ない無人駅。
初めて訪れる行田市でしたが、埼玉県内でありながら、都心からわずか2時間で環境が大きく変わることに驚かされました。
この地域では、少子高齢化の影響を強く受け、若い世代の人口が年々減少しています。介護施設が新たに求人を出しても、応募者は高齢層が中心で、将来を担う若手人材の確保が極めて難しい状況です。
そうした背景から、「次世代を担う介護スタッフを確保しなければ、現場が立ち行かなくなる」という強い危機感があり、今回、施設として初めての外国人採用に踏み切る決断がなされました。
午前9時。
冷たい雨が降る中、まずは銀行へ向かいます。彼女たちにとっては、これが日本で初めての電車利用。券売機の前で切符の買い方を一つひとつ確認しながら、慎重に進みます。
午前10時、銀行へ到着。口座開設に必要な書類を提出し、銀行担当者からの質問に回答します。
近年は口座の不正利用防止の観点から、外国人の新規口座開設に対する審査も厳格化しており、実際に口座が使えるようになるまでには1か月程度を要します。
銀行での手続き完了後、買い物のためイオンへ。何を買いたいのか尋ねると、返ってきた答えは「炊飯器」。
インドネシアも日本と同じく米食文化であり、炊飯器は生活必需品です。売り場でサイズや価格を吟味。迷った末に3.5合を購入。2人の共同所有とする方針になりました。
続いてインスタント麺売り場へ。辛いもの好きという彼女たちから、「一番辛いのはどれか？」と質問。
最も辛いと思われる「辛ラーメン」を推薦。迷わずカゴへ。
卵を買いたいとのことで売り場へ。棚に並んだ各種卵を吟味。
しばらく悩んだ末に一言、「日本の卵、高いですね...」
今回は購入を断念。来月お給料が入ったらリベンジすることに。
正午すぎ、買い物を終えて電車で寮へ戻ります。炊飯器、タオルスタンド、米3kg×2袋、食器など、気づけばなかなかの物量に膨れ上がっていた物資を3人で手分けして運搬しました。
途中、JR熊谷駅でSuicaも購入しました。チャージ方法もマスターして、これからの電車移動は安心ですね。
わずか3時間ほどの同行、翻訳アプリを交えながらのコミュニケーションでしたが、自然と会話も増え、距離が縮まったように感じました。
最後に
現在、日本の介護現場では深刻な人材不足が続いています。
外国人材の受け入れについては、さまざまな意見や議論がありますが、外国人スタッフがいなければ現場が回らないという現実もまた、紛れもない事実です。
私はこれまで、全国各地の外国人採用の現場を見てきた中でその必要性を強く実感しています。今回の2名が、地域に馴染み、日本の介護の現場で長く活躍してくれることを心から願っています。
~弊社のサポート内容~
株式会社グローバークスでは、以下のサポートを通じて、特定技能者の受け入れとその後の定着を全面的に支援します。
●書類準備と手続き代行：ビザ申請や労働契約など、必要な手続きを迅速に行います。
●入国後の生活サポート：住宅の手配や生活面でのフォローを行い、特定技能者が日本の環境に早く馴染むようサポートします。
●定期的なフォローアップ：定期的に面談を実施し、特定技能者が安心して働けるようにサポートを続けます。
● 8カ国語対応：日本語、英語、中国語、ベトナム語、シンハラ語（スリランカ）、ビルマ語（ミャンマー）、タガログ語（フィリピン）、インドネシア語で対応いたします。
外国人労働者が日本で活躍できる環境づくりを目指し、人手不足の解消と企業の成長に向けて、心を込めてサポートさせていただきます。貴社のニーズに合わせた最適な人材のご紹介ができるよう、全力でお手伝いさせていただきます。
もし、ご質問やご相談がありましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。
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■ この記事を書いた人
株式会社グローバークス 代表取締役
森永 健太
新卒で川崎重工業(株)に入社後、海外営業および新卒採用リクルーター業務に従事。優秀な外国人の同僚の活躍を目の当たりにする中で、日本の良い製品・サービス・文化を世界に広めるには外国人材の活躍が不可欠であると実感。「外国人財の活躍促進による日本社会の活性化」を通じて、日本企業の国際競争力の向上、労働力不足の解消に貢献したいという思いから、株式会社グローバークスを設立。 中国語および英語対応可（HSK6級、TOEIC905）
慶應義塾大学大学院修了(経営学修士) / 中小企業診断士
