こんにちは、グローバークスのリクルーティングアドバイザー、ジャヤシンハ・ナルマダーです。今回の記事では、スリランカ人材の特徴と、近年日本で注目されている理由について解説します。スリランカの背景を持つ私の視点から、スリランカ人材がどのように日本の企業に貢献できるのかをお伝えします。
■ この記事を書いた人
ジャヤシンハ・ナルマダー
株式会社グローバークスのリクルーティングアドバイザー。スリランカ出身。スリランカのケラニヤ大学で日本語を専攻。大学卒業後は現地の日系企業で5年間勤務し、人材紹介業務や新規事業開発に従事。2023年に来日し、ホテル勤務を経てグローバークスに入社。外国人財が日本で活躍しやすい環境を提供し、企業と外国人候補者の双方にとってWin-Winな関係を築くことを目指している。
スリランカの基本情報
スリランカは南アジアに位置する島国で、「スリランカ民主社会主義共和国」と正式に称されます。
面積 | 65,610平方キロメートル(北海道の約80%) |
人口 | 約2,218万人 |
首都 | スリ・ジャヤワルダナプラ・コッテ |
商業首都 | コロンボ |
民族 | シンハラ人 75%、タミル人、ムスリム人 |
言語 | シンハラ語、タミル語、連結語(英語) |
宗教 | 仏教徒(70%)、ヒンドゥ教徒、イスラム教徒、キリスト教徒 |
昔はセイロンと呼ばれ、イギリスから独立した後、「美しく輝く島国」という意味のスリランカになりました。スリランカは観光地としても知られており、美しいビーチや古代遺跡、緑豊かな自然が訪れる人々を魅了しています。しかし、スリランカは日本から遠く離れた国であるため、その文化や風習について知っている人は少ないかもしれません。
スリランカは、古くから豊かな歴史と多様な文化が栄える国です。特にスパイスや宝石の交易で栄えたことで知られています。仏教が国の文化に深く根付いており、仏教寺院や仏教行事が日常生活に密着しています。歴史的には、ポルトガル、オランダ、イギリスなどの外国勢力による統治の影響を受けてきました。これにより、異なる文化や建築様式がスリランカの社会にも取り入れられ、独自の文化が形成されてきました。
現在では、スリランカは茶の生産で世界的に有名です。また、伝統的な舞踊や音楽、壁画や彫刻など、豊かな文化遺産が色濃く残っています。これらの要素が、スリランカの魅力や個性を表しており、観光客や研究者、文化愛好家など、さまざまな人々を惹きつけています。
スリランカ国内で、日本での就労への関心が高まっている
ここ数年、スリランカから日本への労働者の流入も増加しており、その数は着実に増え続けています。現在、在日スリランカ人は37,251人(出入国在留管理庁在留外国人統計2023年6月末)です。スリランカ人労働者は、日本での仕事に対する真摯な姿勢や努力を買われ、様々な業種で活躍しています。
スリランカ人が日本で働きたいと考える理由はいくつかあります。日本は経済力や技術力が高く、安定した社会環境が整っているため、キャリアの機会や将来への安定感を求める人が多いです。日本の文化や生活環境に興味を持っている人も多く、異文化体験を通じて自己成長を遂げたいと考える人がいます。日本の先進技術やビジネススキルを学び、それを帰国後に活かすことで、自国の発展に貢献したいという意欲もあります。
スリランカ人材の特徴・性格
1. 温かさとおもてなしの精神
スリランカ人は心からの歓迎と親切を大切にし、訪れる人々を温かく迎え入れます。家族や友人、知人だけでなく、見知らぬ人に対しても親切で思いやりのある態度を示すことが一般的です。また、客人を大切にすることが文化的な責任と考えられており、食事やお茶を出すことなどが一般的なおもてなしの形として行われます。スリランカ人の温かさとおもてなしの精神は、訪れる人々に心地よい経験を提供し、多くの人々にとって忘れられない思い出となるでしょう。
2. 家族を大切にする
家族はスリランカ人にとって最も重要な社会的な支えであり、絆が非常に強いです。多くのスリランカ人は、家族との絆を大切にし、家族全体が一つの団結した単位として行動します。家族のために時間や労力を惜しまず、互いに支え合い、助け合うことが一般的です。家族が喜びや悲しみを共有し、困難な時も一緒に乗り越えようとする姿勢があります。
3. お年寄りを深く尊敬する
スリランカの文化では、お年寄りを深く尊敬しています。年配の方々には敬意を表し、彼らの豊富な経験や知恵を大切にしています。家族や地域社会では、お年寄りが重要な存在として位置付けられ、支援や尊重を受けることが一般的です。お年寄りからの教えや助言は重要視され、彼らとの関係を大切にしています。
4. 宗教や伝統への敬意
スリランカ人は宗教や伝統を大切にし、相互尊重の精神を大切にしています。仏教が最も広く信仰されており、仏教寺院や聖地は人々にとって聖なる場所です。ヒンドゥー教、イスラム教、キリスト教などもスリランカで信仰されており、宗教間の対話や共存が重要視されています。
5. 文化的な適応力
複数の宗教や言語、習慣が共存する社会で育ったため、異なる文化や価値観に対する理解と尊重が強い特徴です。また、外国からの文化的影響も受け入れつつ、自らの伝統やアイデンティティを守りながら新しいものを取り入れる柔軟性があります。
6. 英語力が高い
スリランカでは英語が公用語の一つとして広く使用されており、多くの人々が流暢に英語を話すことができます。このため、国際ビジネスや外国企業とのコミュニケーションがスムーズに行えるだけでなく、グローバルな環境での業務にも適応しやすくなります。スリランカ人の英語力は、会社にとって大きなメリットでしょう。
スリランカ人を受け入れたい企業様へ
スリランカ人は豊かな文化的背景や高い英語力を持ち、柔軟で協力的な姿勢を持っています。また、チームワークを重視し、問題解決能力にも優れています。スリランカ人を受け入れることで、企業の多様性と創造性を高め、国際市場での競争力を強化することができるでしょう。新たな視点やアイデアをもたらし、チームの活性化や成長につながるので、企業の未来に新たな可能性を切り開くことになるかもしれません。是非、スリランカ人との協力を検討してみてください!
スリランカ国内ではこんな方がいる!日本語OK!
★ 大学で日本語を学んで日本語ビジネスレベル話せる方
★ 外食、介護、農業の特定技能資格(N4またはN3)を持つ方
★ 日本語での日常会話が可能なエンジニア(IT、機械、土木系)
★ 日本で留学し卒業後にスリランカに帰国し、再び日本でのお仕事を希望する方
スリランカ人含む日本国内外人材採用をご検討している企業様、お気軽にお問い合わせください♪
企業様がスリランカ人材を採用する際には、通常の日本人雇用とは異なるビザ取得手続きなどの手続きが必要となります。弊社では、スリランカ政府機関との連携を保持することで、スムーズな採用プロセスをサポートしています。弊社は出入国在留管理庁認定の登録支援機関として、受け入れサポートや入社後のサポートも実施いたします。
どんなご要望にもお応えできるよう、心を込めてサポートさせていただきますので、お気軽お問い合わせください。