top of page

英語嫌いの純ジャパが1年半でトリリンガルになった話 〜TOEIC405点から5ヶ月で905点を取得した英語学習ノウハウを初公開!〜

  • 小雨 趙
  • 3月21日
  • 読了時間: 13分

更新日:3月31日

こんにちは!グローバークス代表の森永です。今回は語学学習に関するお話をさせていただきます。

20歳まで海外とは無縁だった私が、1年半で中国語と英語の両方をビジネスレベルで話せるようになった方法をご紹介します。効率的な語学習得方法にご興味のある方はぜひご覧ください!


背景

私は日本人の両親のもと、福岡のやや田舎の地域で生まれ育ちました。幼少期から海外や外国人とは無縁の環境で、20歳まで海外に行ったことも、英語を話したこともありませんでした。さらに、学生時代は英語は嫌いかつ苦手な科目で、良い成績を取った記憶もありません。


しかし、ある出来事をきっかけに語学学習に目覚め、1年半でTOEIC905点とHSK6級(中国語最上級)を取得、日本語、英語、中国語のトリリンガルとなることができました。今では外国人材専門の人材紹介会社経営者として、3ヶ国語を使いながら仕事をしています。


帰国子女でもなく、ましてや英語が好きでも得意でもなかった私にできたので、誰にでも実現できると考えています。今回は、そんな私の実体験をもとにした再現性の高い語学習得方法をお伝えさせていただきます!


英語から逃げて中国へ

先述の通り、私にとって英語は嫌いで苦手な科目でした。高校入試、大学入試は丸暗記の詰め込みで何とか乗り切りましたが、大学入学以降ほとんど英語を勉強せず、大学3年時に就活のために受けたTOEICは405点でした...。


しかも適当に受験したわけではなく、前日はしっかり寝て、当日もばっちり集中して真剣に解いた上でこの結果です。そのため、英語嫌いに拍車がかかり、英語は一生勉強しないと心に誓いなぜか中国への留学を決意しました。しかし、その留学先の中国で、逆に英語の必要性を強烈に思い知ることになろうとは...。


中国で感じた強烈な劣等感

中国上海の大学に留学し、様々な国から来たクラスメイトたちと一緒に中国語を勉強しました。授業は全て中国語で行われるのですが、休み時間やクラスで食事に行った際などは、英語での会話が始まります。


他国からの留学生たちが流暢な英語で会話する中、何を言っているのかさっぱりわからず、会話に全く参加できませんでした。クラスメイトたちが当然のように英語を使いこなすことにショックを受けるとともに、世界に出ると英語は話せて当たり前なんだと初めて思い知りました。


その時感じた強烈な悔しさと挫折感から、英語を習得することを決意し、英語学習を始めました。

後述する方法で学習した結果、TOEIC405点から5か月でTOEIC905点にアップし、英会話も問題なくできるようになりました。


また、中国語に関しても、ニーハオとシエシエ以外ほぼ何も話せない状態から約1年間で中国語最上級資格のHSK6級に合格し、ビジネスレベルの中国語を話せるようになりました。


もりけん式学習法

ではなぜ、英語力、中国語力ともにゼロに近かった私が短期間で両言語を話せるようになったのでしょうか?

キーワードは、①必要性の痛感、②まずは発音、③とにかくアウトプット、の3点です。順に解説していきます。


①必要性の痛感

脳は、必要と感じたことを優先的に覚えると言われています。そのため、いかに脳に必要な情報であると思い込ませるかが重要です。


②まずは発音

発音できない音は聴き取ることはできないと言われています。人間の脳は、知らない音を聞いた時に知っている音に無意識に置き換えてしまう性質があります。つまり多くの日本人は、英語を聞いた時に、知っている日本語のカタカナの音に置き換えて聞いているのです。正しく発音できると正しく聞こえるようになりリスニング力も鍛えられます。

また、正しく発音できると相手に伝わるため、話すのが楽しくなります。その結果、アウトプットのモチベーションが向上が向上するというメリットもあります。


③とにかくアウトプット

脳科学の世界では、最も効率化的に記憶するためのインプットとアウトプットの比率は3:7と言われています。まずは話すことを試みて、何と言えば良いかわからない単語やフレーズを調べて話すことを繰り返しました。その結果、調べた単語やフレーズは強く印象に残り、効率的に覚えることができました。


中国語習得の経緯

では具体的に、私自身の体験談に沿って見ていきましょう。まずは中国での中国語習得の経緯からご説明します。


①必要性の痛感

中国では中国語を話せないと生活が難しいです。そのため、留学を通じて中国語が話せないと困る環境に最初に飛び込んだことで必要性を痛感することになりました。


②まずは発音

〜スパルタ発音特訓〜

日本人にとって中国語の発音はとても難しいです。そのため、まずは発音を固める必要があると考えました。そこで私がとった行動は、中国人の家庭教師をつけることでした。家庭教師といっても、2012年当時は時給400円ほどで現地の大学生を雇えたため、学生でお金のなかった私でも支払うことができました。


大学内で見つけた中国人学生に隣に座ってもらい、私が拼音(中国語の発音をローマ字表記したもの)を音読し、発音が誤っていたらすぐさま横から指摘してもらうというスパルタ発音練習を行いました。その指摘に沿って発音を修正し、正確に発音できるまで何度も繰り返しました。これを2ヶ月ほど継続したところ、中国人からも発音が上手いと言われるようになり、耳も良くなって中国語の声調や巻き舌の発音を聞き分けられるようになりました。一見遠回りに思えるかもしれませんが、結果的にこれが効果的でした。


③とにかくアウトプット

〜中国語で野球を教える〜

留学初期の段階で、偶然の出会いから大学の野球部コーチを頼まれ、週4でグラウンドに行って中国人部員に中国語で野球を教えることになりました。練習後は部員たちと一緒に夕食を食べ、その後は麻雀やカードゲームをするという生活を送っていました。周りが中国人だらけの環境だったため、強制的に中国語を話さざるを得ない環境に身を置くことができました。


〜ストリートでおばちゃん相手に鍛える〜

野球コーチ以外の時間は、暇があれば電子辞書一つを持って町へ繰り出し、街中のおばちゃんを相手に中国語力を鍛えました。売店や果物屋のおばちゃんに話しかけ、「これは何ですか?」「どんな味ですか?」などと質問し続けました。中国のおばちゃんたちは優しく、ぶっきらぼうながら私の全ての質問に答えてくれました。話し相手になってくれたお礼に少額の買い物をし、また後日話しに行くということをいろんな店で繰り返しました。


〜中国語の歌でフレーズを覚える〜

中国で生活する中で、中国語の歌に美しさを感じていました。そこで、流行っている中国語の歌を何度も聴き、日本語訳を確認し、1人で歌っていました。そうすることで、フレーズが頭に残り、会話の場面でもフレーズごと口から出てくるようになりました。

ちなみに私が当時ハマっていた歌手は、香港出身の陳 奕迅(Eason Chan)、台湾出身の周 杰倫(Jay Chou)、SNH48(AKB48の上海版)などです。名曲が多いので、中国語の歌に興味のある方はぜひ聴いてみてください!

中国留学時代、現地の大学野球部のメンバーと記念撮影する森永(もりけん)さん
中国留学中は野球部コーチを務め、中国語を徹底的にアウトプットしました!

英語習得の経緯

次に英語習得の経緯を説明します。


①必要性の痛感

中国留学時に私が英語を話せないことで感じた強烈な悔しさは、脳に必要性を刻み込むには十分すぎる出来事でした。英語を習得するため、中国から直接フィリピンに渡り、5ヶ月間フィリピンに滞在し、前半は英語学校、後半はインターンシップで英語を学びました。


②まずは発音

先に中国語習得の成功体験があったため、英語においてもまずは発音矯正から取り掛かり、発音記号を覚えることから始めました。英語学校のフィリピン人の先生とマンツーマンで隣に座ってもらい、発音記号を読んでもらい、それを私が真似して発音する。間違っていたらすぐに指摘してもらい正しく発音できるまで繰り返しました。それを1ヶ月ほど繰り返した段階である程度正しく発音できるようになり、音の違いも聞き取れるようになりました。その後は、英語の文章を音読し、同じようにその都度発音を矯正してもらいました。


③とにかくアウトプット

〜スピーチコンテストで鍛える〜

在籍した英語学校では定期的にスピーチコンテストが行われていました。当初は英語でのスピーチなんてとてもできるレベルではありませんでしたが、アウトプットのため思い切ってエントリーしました。原稿を準備して練習して臨みましたが、案の定上手く話せず撃沈し、大勢の前で少し恥ずかしい思いもしました。しかし、その悔しさがバネとなり、英語学習のモチベーションとなりました。練習して再度スピーチコンテストに挑戦し、パフォーマンスも織り混ぜ、英語で笑いが取れるまでになりました。


〜インターンシップで鍛える〜

後半はマニラの病院でインターンシップに参加し、同僚との会話で上手く説明できなかったことを調べてインプットするというアウトプット駆動のインプットを繰り返しました。その結果、言いたいことが反射的に出てくるようになりました。


〜英語の歌でフレーズを覚える〜

先述の通り、中国語は歌でスピーキング能力が向上した経験があったため、英語も歌で練習することにしました。何度も聴いて口ずさむことで、フレーズや言い回しをまるごと覚えることができ、会話の場面でも役に立ちました。

ちなみに私がよく聴いていたのは、Oasis、Coldplay、QueenなどのUKロックでした。曲調がやや暗めで遅いテンポの曲も多く、シャドーイングしやすいのが良かったのかもしれません。


フィリピン留学時代、英語スピーチコンテストで発表を行う森永(もりけん)さん
フィリピン留学中に挑戦したスピーチコンテスト

語学習得で広がる世界

ではなぜ、多くの時間と労力をかけてまで語学を習得する必要があるのでしょうか?これからの時代、AIに任せれば自分で話す必要はないと考える人も少なくないと思います。確かに、読み書きに関しては積極的にAIを活用すべきだと私も考えます。


しかし、AIが多くの仕事を代替する時代だからこそ、自分で外国語を「話す」ことの価値が高まると思っています。なぜなら、人の心を動かすことは人間にしかできず自身の言葉で話すことにより、相手の心を動かすことができると思うからです。


これを実感した私の実体験を述べます。


〜スリランカの大臣に英語でプレゼン〜

現職でのスリランカ出張時、運よくスリランカの労働大臣に30分だけお会いできるチャンスを得ました。そこで急遽英語のプレゼンテーションを準備し、弊社事業の説明と提携のご提案を実施しました。その内容を大臣から高く評価いただき、スリランカ政府機関とのパートナーシップ契約締結に繋がりました。


スリランカ政府機関に向け、英語でプレゼンテーションを行う森永(もりけん)さん
スリランカ政府機関との提携に向け、大臣や政府役人に向けて英語でプレゼンテーションを実施

スリランカの労働大臣と握手を交わす森永(もりけん)さん
スリランカの労働大臣との会談後の一枚。英語力を活かして政府機関とのパートナーシップ契約を実現!

〜台湾メディアからの取材に中国語で対応〜

メーカー勤務時代に台湾の展示会に出展した際、台湾メディアの取材を受けました。質疑応答のやり取りを通訳を介さずに全て中国語で対応したことで、台湾のSNSで注目され、自社製品のPRに繋がりました。


台湾の展示会で、中国語で現地メディアの取材に応じる森永(もりけん)さん
メーカー勤務時代、台湾メディアの取材に通訳なしで中国語対応。語学力が自社製品のPRに繋がりました!

〜フィリピンの州立大学との提携〜

フィリピンのパンガシナン州の州立大学であるPangasinan Polytechnic Collegeを訪問し、パートナーシップ契約締結に向けたミーティングを行う機会を得ました。大学、学生、日本企業、弊社の全てにメリットのあるスキームを検討し、提案資料を準備して英語でのプレゼンテーションを行いました。学長はじめ、各学部の責任者たちが一堂に集まる中スキームの説明を行い、意見交換を行いました。その結果、学長一同から強い関心を持っていただき、その場で契約の締結が決まり、急遽調印式まで準備していただきました。


フィリピンの州立大学とパートナーシップ契約を締結した際の調印式に出席する森永(もりけん)さん
フィリピンの州立大学とパートナーシップ契約を締結。語学力が国際的なビジネスチャンスを広げました!

もしこれらを翻訳機や通訳を介して行っていたら、全く異なる印象になっていた可能性もあります。拙くても自身の言葉で話そうとする姿勢が良い印象を与え、望ましい結果に繋がったのではないかと思っています。


また、言語は文化であり、言語学習を通じて相手の国への理解も深まります。国際ビジネスにおいては相手の文化背景をよく理解する必要がありますので、その手段として語学学習は必要であると考えています。

私自身、英語、中国語に加え、タガログ語、タイ語なども勉強したことがありますが、簡単な挨拶や会話ができるだけでも雰囲気が和み、距離間がぐっと縮まるのを感じます。


新サービスのリリース


上記の通り、私は語学を学ぶことで、それまでの自分では考えられないほどチャンスが広がりましたより多くの方に同じ体験をしていただきたいと思っています。


また、外国人材の紹介を生業とする中で、候補者の日本語能力がネックで採用見送りになるケースが多いです。しかし、そもそも日本人がもっと英語を話せれば、より優秀な外国人を採用できるチャンスが広がるのにと常々思っていました。


そこで、日本人向けの英語教育というソリューションを自社でも持ちたいという思いから、以前から英語学習サービスを準備していました。


この度、ついに上記の私の実体験と科学的学習法を組み合わせた英語学習サービスをリリースしました!その名も、Globarx Englishです!


当サービスの特徴

グローバル人材のキャリアサポートを得意とし、自社内にも多数のマルチリンガル社員を抱えるグローバークスが本気で考えたビジネスパーソン向けのオンライン英会話スクールです。単に英会話力を伸ばすだけでなく、キャリアアップを全力でサポートします。Globarx Englishのレッスンはネイティブ講師とのアウトプット主体の授業で、レッスン時間は55分または25分から選択可能です。


グローバークスのアメリカ人社員、英語教師歴4年以上のアンドリューがマンツーマンレッスンします!アウトプット重視、発音矯正重視で会話力向上に最適です!


講師プロフィール

アンドリュー スミス / Andrew Smith

株式会社グローバークスのChief Marketing Officerである趙小雨氏が船上で撮影した写真。専門分野は動画制作、デジタルマーケティング、インフルエンサーマネジメント。

アメリカ合衆国ルイジアナ州出身。愛媛県在住。

アメリカのNOCCA(New Orleans Center for Creative Arts)で写真・動画制作を学んだ後、NBAのデジタルメディア専門家およびレポーターとして活動。

その後、日本文化への愛と、その文化についてもっと学びたいという思いから、2020年に英語教師として来日。

愛媛県の大手英語学校で英語教師兼マネージャーとして約4年間勤務子供からビジネスパーソン、高齢者まで幅広い年齢層の生徒向けに英語レッスンを提供優しく親しみやすいキャラクターで人気講師として活躍。

その後、グローバークスのビジョンに共感し2025年に入社。ビジネス英語教育事業、英語教育コンテンツの制作、北米向けSNS発信等を担当。



キャンペーン

今なら先着20名様限定で、モニター特価でのご案内を実施中!

詳細は以下の登録フォームをご確認ください!



弊社SNSでも英語学習コンテンツを発信しています!

ぜひフォローいただき、一緒に勉強していきましょう!





■ この記事を書いた人

株式会社グローバークス 代表取締役 

森永 健太

株式会社グローバークスのChief Marketing Officerである趙小雨氏が船上で撮影した写真。

新卒で川崎重工業(株)に入社後、海外営業および新卒採用リクルーター業務に従事。優秀な外国人の同僚の活躍を目の当たりにする中で、日本の良い製品・サービス・文化を世界に広めるには外国人材の活躍が不可欠であると実感。「外国人財の活躍促進による日本社会の活性化」を通じて、日本企業の国際競争力の向上、労働力不足の解消に貢献したいという思いから、株式会社グローバークスを設立。 中国語および英語対応可(HSK6級、TOEIC905)

慶應義塾大学大学院修了(経営学修士) / 中小企業診断士 




bottom of page