ミャンマー人材は、優れた適応力と高い労働倫理を持ち、日本の労働力不足を補う存在として注目されています。本記事では、彼らの特性や強みを詳しく解説し、外国人労働者が日本社会で果たす役割について考察します。日本でのミャンマー人材の活躍を知りたい方は、ぜひご一読ください。
■ この記事を書いた人
インザ カイン テイン
株式会社グローバークスのリクルーティングアドバイザー。
ミャンマー出身。2012年ヤンゴン外国語大学(日本語専攻)卒業
2015年日本語能力試験N1と2020年UKのビジネス管理および運営のディプロマ取得。
2013年から日系企業のNTT DATAミャンマーで7年間勤務し、開発プロジェクトの営業および通訳を担当。2020年に来日して、登録支援機関で4年間勤務。日本で就職したい特定技能外国人材を日本企業に紹介する業務に従事。
グローバークスに入社後は登録支援機関での経験を活かして人手不足の日本と日本に就職したいミャンマー人の架け橋になることを目指している。
ミャンマーの基本情報
ミャンマーは東南アジアに位置する国であり、「ミャンマー連邦共和国」と正式に称されます。国内には多くの金色のパゴダがあり、Golden Landとも呼ばれています。シュエダゴン・パゴダやゴールデン・ロックといった有名なランドマークがあり、農業を主な産業とし、資源が豊富です。現在の首都はネーピードーで、商業の中心はヤンゴンです。
基礎データ
面積 | 68万平方キロメートル(日本の約1.8倍) |
人口 | 5450万0091人(2024年) |
首都 | ネーピードー |
商業首都 | ヤンゴン |
民族 | 主要8民族(カチン、カヤー、カレン、チン、ビルマ、モン、ラカイン、シャン) |
言語 | ミャンマー語(公用語)、民族語など |
宗教 | 仏教(約80%)、キリスト教、イスラム教、ヒンドゥー教等 |
現在の状況
2021年2月1日の軍事クーデター後、ミャンマー国内の政治・治安は非常に不安定となっています。多くの外国企業が撤退し、失業者が増加し、経済が低迷しています。内戦も続いており、多くの人々が避難を余儀なくされています。2024年4月1日からの徴兵制により、22歳から35歳の男性は2年間の徴兵義務があり、海外への渡航が制限されています。これにより、多くの若者が日本での就労を目指し、日本語を学ぶようになりました。
ミャンマー人材の魅力
言語能力が高い:どんな言語でも正しく発音でき、英語が上手な人が多いです。
真面目で我慢強い:自己主張が少なく、職場でいじめられても目上の人にはあまり言えないタイプです。
家族思い:家族を大切にし、親に仕送りをするために一生懸命仕事をします。
敬う心が強い:お年寄りや目上の人を敬い、困っている人を助けます。遠慮がちで頼まれたら断れない人が多いです。
宗教を大切にする:仏教の大事な日や伝統的な祭りの日にはパゴダへ行ってお祈りし、断食します。
ミャンマー人を採用する企業へのメリット
ミャンマー人は勤勉であり、業務や日本語の上達が早いです。真面目で家族を大切にするため、仕事に対する意欲が高いです。また、穏やかな性格のため、社内の人間関係が良好に保てます。ミャンマー国内の状況が良くないため、日本で長期間働く可能性が高いです。
ミャンマー人材の採用に関心のある企業様は、在留資格申請やミャンマー労働局への申請が必要です。弊社は出入国在留管理庁認定の登録支援機関として、受け入れサポートや入社後のサポートも実施しております。お気軽にお問い合わせください。
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