フィリピンでリモートワーク体験記~日比ハーフ社員が語る母国での働き方
- 小雨 趙
- 5月13日
- 読了時間: 6分
更新日:5月15日
こんにちは!グローバークスのリクルーティングアドバイザー、太田成美です。今回は、フィリピン生まれ・日本育ちのフィリピンハーフである私が、母国フィリピンで体験した「海外リモートワーク」について、実際のエピソードを交えながらご紹介いたします!

今回フィリピンへ帰省するきっかけとなったのは、2024年12月に代々木公園で開催されたフィリピンフェスティバルのカラオケコンテストでありがたいことに優勝し、成田〜マニラ間の往復航空券をいただいたことです。もしグローバークスでなければ、この航空券を活用することは難しかったと思いますが、「海外リモートワーク」という働き方のおかげで、今回の帰省が実現しました。
私は首都マニラ出身で、これまでの帰省では主にマニラ周辺で過ごしていましたが、今回は初めてパンパンガ州に滞在しました。自然に囲まれた穏やかな環境の中で、心身ともにリフレッシュできた、非常に貴重な経験となりました。
「海外リモートワーク」という新しい選択肢
前職では、毎日出社することが当たり前の働き方であったため、フィリピンへ帰省すること自体が難しく、滞在できても1週間程度が限界でした。
そんな中、グローバークスに入社して出会ったのが「海外リモートワーク」という働き方です。場所に縛られることなく、自分らしく働ける環境が整っており、今回初めて母国に滞在しながら業務に取り組むことができました。
また、滞在中にはクラークにある提携先「CIP ENGLISH(Clark Institute of the Philippines)」様を訪問しました。こちらの出張に関するブログは、別の記事にてご紹介いたします。
家族と過ごす時間、懐かしい食文化、そして自然豊かな景色。これらを日常の中に取り入れながら、業務も滞りなく進めることができ、とても充実した日々を過ごすことができました。
今回の「海外リモートワーク」の思い出をまとめたVlog動画を作成したので、興味のある方はぜひご覧ください!
滞在先は快適な「コンドミニアム」
今回の滞在では、都市型の分譲マンションであるコンドミニアムに宿泊しました。コンドミニアムはセキュリティ面およびインターネット回線がしっかりしているため、海外滞在でも安心して過ごせる環境です。

施設内にはジムやプール、ラウンジといった共用設備も充実しており、仕事の合間にリフレッシュできる点も魅力的でした。WiFi環境も整っており、部屋での業務はもちろん、別棟にあるファンクションルーム(共有の作業スペース)でも気分転換をしながら作業を行うことができました。仕事終わりに、プールに入って泳いだ時間は最高でした。あまりにもフィリピンの食べ物が美味しく、食べ過ぎてしまったため、ジムにも何度か行こうと思いましたが、一度も足を踏み入れることはありませんでした。

ちなみに、ベランダからの眺めも素晴らしく、グローバークスの広報部長“スーにゃん”と一緒に外で仕事をしようと試みたのですが…。5月のフィリピンは非常に暑く、わずか5分で退散することに(笑)。やはりエアコンの効いた室内が一番ですね。

現地の食文化を楽しみながら働く
お昼休憩には、現地で人気のデリバリーサービス「foodpanda」をよく利用していました。オーダーするとすぐにドライバーが届けてくれます。とても便利ですね。フィリピンNo.1国民的ファストフード「ジョリビー」や、日本では高くて中々食べられないマンゴーなど懐かしい味を堪能しながら過ごす日々は、働く中での小さな楽しみでした。

仕事後は、家族や友人と外食に出かけることが多く、久しぶりの再会や何気ない会話の時間をとても大切に感じました。リモートワークのおかげで、母国での暮らしの温かさを再発見できたように思います。
なお、滞在中に一度、食あたりになってしまうというハプニングも…。やはり海外では水や食べ物に注意が必要です。私は正露丸を携帯していたので大事には至りませんでしたが、皆さまもご渡航の際は十分にご注意ください。
念願だった観光地へ
パンパンガ滞在中には、以前から訪れてみたかった「バギオ」にも行くことができました。マニラからは距離があるためなかなか行く機会がありませんでしたが、パンパンガからは車で約2時間と比較的近かったため、念願の観光地を訪れることができました。

標高が高いため年間を通して涼しく、自然が豊かで空気も澄んでいます。バギオ名物のイチゴを使った数々のスイーツも味わうことができ、とても思い出に残る旅行となりました。スーにゃんも暑い地域に連れまわしてしまったので、涼しい気温に喜んでいますね。

OPMとの出会いが私の原点
私は「OPM(Original Pilipino Music)」が大好きです。フィリピンフェスティバルのカラオケコンテストでもタガログ語の曲を歌いました。
以前はタガログ語が話せなかった私にとって、OPMは言葉を学ぶきっかけであり、母国の文化とつながる大切な手段でもありました。
今回、クラークで開催された音楽フェス「Aurora Music Festival」に参加し、これまでスマートフォン越しにしか聴けなかった憧れのアーティストたちの生演奏を目の前で体感することができました。その瞬間、自然と涙が溢れ、一生忘れられない思い出となりました。

グローバークスの魅力は「自由な働き方」
グローバークスでは、場所を問わずに働くことができる「フルリモート勤務」や、柔軟な「フレックス制度」が導入されています。フィリピンと日本の時差は1時間と少ないため、私は通常通り日本時間で勤務をしていましたが、大きな時差がある場合や個別の予定がある際には、勤務時間を調整することも可能です。
当社には多国籍な社員が在籍しており、それぞれのルーツやライフスタイルを尊重する企業文化があります。私自身も、フィリピンにルーツを持つ者として、安心して自分らしく働けるこの環境に大変感謝しています。
海外リモートワークは、単なる「働き方の柔軟性」にとどまらず、「人生の選択肢を広げてくれる手段」だと今回の海外リモートワークを通じて強く感じました。
今後もこの経験を活かし、多様な価値観を持つ皆さまに寄り添ったキャリア支援ができるよう努めてまいります。

~弊社のサポート内容~
株式会社グローバークスでは、以下のサポートを通じて、特定技能者の受け入れとその後の定着を全面的に支援します。
●書類準備と手続き代行:ビザ申請や労働契約など、必要な手続きを迅速に行います。
●入国後の生活サポート:住宅の手配や生活面でのフォローを行い、特定技能者が日本の環境に早く馴染むようサポートします。
●定期的なフォローアップ:定期的に面談を実施し、特定技能者が安心して働けるようにサポートを続けます。
● 8カ国語対応:日本語、英語、中国語、ベトナム語、シンハラ語(スリランカ)、ビルマ語(ミャンマー)、タガログ語(フィリピン)、インドネシア語で対応いたします。
メールアドレス:ota@globarx.co.jp (太田 成美)
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■ この記事を書いた人
太田 成美(おおた なるみ)
フィリピン生まれ日本育ちのため、日本語がネイティブ。2019年に母国フィリピンに10年ぶりに帰省した際に自身のタガログ語力の低下にショックを受け、独学でタガログ語を習得。明るく陽気なフィリピン人の国民性を愛し、もっと日本にフィリピンの魅力を発信したいとの思いからTikTokやYoutubeなどのSNSにて発信開始。2024年日本とフィリピンの架け橋となるためリクルーティングアドバイザーとしてグローバークスに入社。