top of page

スリランカ出張記:スリランカ人材と日本企業の架け橋

更新日:2 日前


こんにちは!グローバークスキャリアアドバイザーのナルマダーです。この度、10月29日から11月2日までの5日間、日本のクライアント企業の皆様をお連れして、スリランカへ出張に行ってまいりました。

この旅では、スリランカの文化や人材の可能性を日本企業に直接感じてもらう貴重な機会となりました。そして、1年ぶりに故郷に足を踏み入れた私は、その感動とスリランカの変わらない温かさを改めて実感することができました。


 


寄附講座を目指して大学訪問

今回の出張の目的の一つは、スリランカの大学で寄附講座を実現するための準備を進めることでした。寄附講座は、日本企業が海外展開する際に必要な現地拠点の強化を支援するため、官民連携で開発途上国の人材育成を行い、現地の産業技術の向上や経済発展を目指す取り組みです。

会議室で、LNBTI大学の旗が掲げられた背景の中、寄附講座について説明を受ける日本企業の関係者たち。

クライアント企業の皆様とともに、3つの大学を訪問し、寄附講座の内容や目的について説明しました。特にLNBTI(Lanka Nippon Biztech Institute)大学は日系企業が運営していることもあり、学生はN3からN2レベルまでの日本語を習得しています。学生との交流会を通じ、日本企業が提供する教育プログラムへの期待がさらに高まりました。


教室内で、日本企業との交流会に参加し、積極的に手を挙げるLNBTI大学の学生たち。

スリランカの私立大学の中で一番大きい大学のSLIIT大学も訪問しました。情報通信学部で在学中の学生数は1.4万人。学部長と講師が、日本企業の寄付講座に非常に興味を持っていました。

SLIIT大学の正面エントランス。情報通信学部を擁するスリランカ最大規模の私立大学。
Sri Lanka Institute of Information Technology (SLIIT大学)
SLIIT大学のインタラクティブメディア学科による壁画アート。



ITオフショア開発の現場訪問

IT業界はスリランカの主要産業の一つです。現地のオフショア開発会社を訪問し、クライアント企業様がオフショア開発について相談しました。スリランカのIT企業は、質の高い技術とコストパフォーマンスの良さで世界的に注目されています。日本の企業にとっても、スリランカのエンジニアたちは大きな可能性を秘めたパートナーといえるでしょう。


スリランカ人材エンジニアの採用面接

現地では、機械エンジニアとソフトウェアエンジニア計5名の面接も行いました。スリランカのエンジニアは、専門知識だけでなく、高い英語力と柔軟な思考力を持っています。日本企業のニーズに応えるだけでなく、新しい価値を創造できる人材として、大きな可能性を感じました。

スリランカのエンジニア採用面接の様子

送り出し機関との連携

現地の送り出し機関との打ち合わせも重要なミッションでした。これまで以上にスムーズな人材交流を実現するため、手続きの改善やサポート体制のさらなる強化について話し合いました。送り出し機関の協力は、日本とスリランカの架け橋を築くための大切な要素です。


最終日のコロンボ観光

最終日には、首都コロンボを訪れ、クライアント企業の皆様に案内をさせていただきました。スリランカの文化や歴史を象徴するお寺、博物館を訪れ、賑やかなマーケットで買い物を楽しみながら、スリランカの豊かな文化と魅力を体感していただきました。地元料理も味わい、異文化への理解がさらに深まるひとときを共に過ごしました。


コロンボの海辺を背景にスリランカ文化と自然の豊かさを感じられる風景。

スリランカの魅力と可能性

この出張を通じて、スリランカが持つ多様な可能性を改めて実感しました。教育、IT、エンジニアリング、観光、それぞれの分野で日本との新しいコラボレーションが生まれる可能性に胸が高鳴ります。スリランカは、「インド洋の真珠」と呼ばれる豊かな自然と文化を持ちながらも、グローバルビジネスの舞台としても大きな可能性を秘めてます。


日本企業のクライアントとスリランカのパートナーがコロンボで集合写真を撮影し、協力関係を象徴する場面。

今回の出張では、提携先であるArinos Lankaが全体のコーディネートを担当し、打ち合わせにも参加してくださいました。そのおかげで、訪問先との連携がスムーズに進み、大変充実した時間を過ごすことができました。

5日間の現地アテンドを終えた後もスリランカに滞在し、約2週間にわたりリモートワークを行いました。久しぶりに家族と過ごす時間を持つことができ、心温まるひとときとなりました。弊社の海外リモートワークの取り組みについては、別ブログで詳しくご紹介しておりますので、ぜひそちらもご覧ください。


スリランカ人を受け入れたい企業様へ

スリランカ人は豊かな文化的背景や高い英語力を持ち、柔軟で協力的な姿勢を持っています。また、チームワークを重視し、問題解決能力にも優れています。スリランカ人を受け入れることで、企業の多様性と創造性を高め、国際市場での競争力を強化することができるでしょう。新たな視点やアイデアをもたらし、チームの活性化や成長につながるので、企業の未来に新たな可能性を切り開くことになるかもしれません。是非、スリランカ人との協力を検討してみてください!


スリランカ国内ではこんな方がいる!日本語OK!

★ 大学で日本語を学んで日本語ビジネスレベル話せる方

★ 外食、介護、農業の特定技能資格(N4またはN3)を持つ方

★ 日本語での日常会話が可能なエンジニア(IT、機械、土木系)

★ 日本で留学し卒業後にスリランカに帰国し、再び日本でのお仕事を希望する方


スリランカ人含む日本国内外人材採用をご検討している企業様、お気軽にお問い合わせください♪

企業様がスリランカ人材を採用する際には、通常の日本人雇用とは異なるビザ取得手続きなどの手続きが必要となります。弊社では、スリランカ政府機関との連携を保持することで、スムーズな採用プロセスをサポートしています。弊社は出入国在留管理庁認定の登録支援機関として、受け入れサポートや入社後のサポートも実施いたします。

どんなご要望にもお応えできるよう、心を込めてサポートさせていただきますので、お気軽お問い合わせください。



▼ お問い合わせページへはこちら ▼


微笑しているスリランカ人女性

■ この記事を書いた人

ジャヤシンハ・ナルマダー

株式会社グローバークスのリクルーティングアドバイザー。スリランカ出身。スリランカのケラニヤ大学で日本語を専攻。大学卒業後は現地の日系企業で5年間勤務し、人材紹介業務や新規事業開発に従事。2023年に来日し、ホテル勤務を経てグローバークスに入社。外国人財が日本で活躍しやすい環境を提供し、企業と外国人候補者の双方にとってWin-Winな関係を築くことを目指している。

bottom of page